晨钟暮鼓(日语短篇诵读精粹第1辑)

晨钟暮鼓(日语短篇诵读精粹第1辑)
作者: 编者:章虹|总主编:吴侃
出版社: 上海大学
原售价: 37.00
折扣价: 24.10
折扣购买: 晨钟暮鼓(日语短篇诵读精粹第1辑)
ISBN: 9787567131576

作者简介

总主编:吴侃。同济大学教授、博士生导师,二级教授,中国日语教学研究会常务理事。在第一线从事日语教学30余年,培养的学生中提升教授者达十余人。著作:《使用日汉词典》、《日语语法教程》、《高级日语(1-4)》、《日语泛读教程4》、《日语常用分级词汇手册》、《日语古文入门》等。 总顾问:皮细庚。上海外国语大学教授、博士生导师、中国日语教学研究会副会长,上海市通用外语水平等级考试日语专家组组长。著作:《日语概说》、《日语古典语法》、《日汉常用词典》、《日汉大词典》,各种译著达数百万字,出版教材《新编日语语法教程》、《日语》精读第8册(全国重点教材)等。 本册主编:章虹,女,1985年4月生,2009年研究生毕业于上海外国语大学日语语言文学专业。2008年9月至2009年8月赴日本梅花女子大学留学。2012年4月至2013年4月赴日本大阪市市政府工作。主要担任基础日语、高级日语、日语翻译、日语语法等课程的教学工作。公开发表学术论文8篇。作为主编出版教材1本,以负责人身份承担上海市级科研项目两项,以参与人身份承担上海市级重点课程建设项目一项。

内容简介

かぐや姫 昔昔、竹取のお爺さんがいました。ある日、お爺さんがキラキラ光る竹を見付けました。その竹を切ったお爺さんは、目を丸くしました。竹の中には小さな女の子がいたからです。「きっと神様が授さずけてくださったのだ。」お爺さんは、女の子になよ竹のかぐや姫という名前を付けました。 お爺さんとおばあさんに育てられたかぐや姫は、美しい娘へと成長しました。何百人もの若者が、かぐや姫に結婚を申し込みました。けれど、かぐや姫は、誰にも会おうとしません。やがてかぐや姫は宝たか物らものを持ってきてくれた人と結婚すると言いました。彼女が欲しがった宝物は天の国にある仏のみはち、決して燃えない火ネズミの裘かわごろも、金の枝に銀の実をつけている蓬ほう莱らいの枝、海の底に住む竜が持っている玉、燕つばめが抱いている子こや安貝すがい、見たことも聞いたこともないものばかりでした。 石作りの皇み子こは、国中を歩いて仏のみはちを探しましたが、見つかったのは古ぼけた石の桶おけばかりでした。阿倍の右大臣は、猫の皮をきれいな箱に入れて持ってきました。が、火をつけたとたん①、皮はめらめらと燃えてしまいました。倉持の皇子が持ってきたのは、金の枝に銀の実みを付けた木でしたが、鍛か冶じ屋やに作らせたものでした。大伴の大納だいな言ごんは、海に出て竜を探しましたが、どこを探しても竜はいませんでした。いくつもの船を作ったので、お金を使い果たしてしまいました。子安貝を探した石上の中ちゅ納うな言ごん、高いはしごを登って、燕の巣を見付けました。手を伸ばして巣をかき回すと、硬いものがあります。「あったぞ。燕の子安貝。」と喜んだとたんに、はしごが倒れて、地面に落ちて腰を折ってしまいました。中納言の手にしっかりと握りしめられていたのは燕の糞でした。 帝みかどもかぐや姫をお妃きさきにしようと思いました。「お妃になれば、だれよりも幸せになれる。」とお爺さんもおばあさんも言いましたが、かぐや姫は、帝にも会おうとはしません。 かぐや姫は黙って、部屋に閉じこもっているばかりでした。「一体どうしたのかね。かぐや姫。」心配して尋ねるお爺さんにかぐや姫は答えました。「私は、天の国の娘です。もうすぐ迎えの者が来て、私を連れていきます。」お爺さんは、その話を聞いて、かぐや姫を一番奥の部屋に閉じ込めて、しっかりと扉とびらを閉めました。帝は、大勢の兵隊に家を守らせました。かぐや姫が天に帰る夜が来ました。兵隊たち、弓と矢を握りしめて、待ち構えます。月が明るく光ると、空には輝かがやく雲が現れました。輝く雲が舞い降りるにつれて②、兵隊の体から力が抜けていきました。かぐや姫を閉じ込めた部屋の扉も、ひとりでに③開きました。かぐや姫は雲から降りてきた人たちに天の羽はご衣ろもを着せられ、高く昇って行ってしまいました。部屋には、手紙と薬が残っていました。「これは不死身の薬です。飲むと、年を取ることも、死ぬこともありません。帝にも差し上げてください。」お爺さんとおばあさんは、手紙を読みましたが、薬を飲もうとはしませんでした。かぐや姫には二度と会えないのに、長生きしたところで④、何になるだろうと思ったからです。帝も、不死身の薬を使いませんでした。かぐや姫の手紙と薬は、天の国に一番近い山の上で燃やされました。燃やすと、すぐ灰になりました。が、煙けむりは今も残って、天に昇っていきます。人々は、そこを富士の山と呼ぶようになりました。『日本お話名作全集』による 注釈 ① 【文型】 たとたん(に): ◎解説: 動詞の連体形(過去形)に接続するが、何か行為をなしたり、ある現象や状況変化が起こると、直ちに時を合わせて、それに関連した現象や状態変化が生ずることを表す。後件には意志性の文が基本的に使用しない。 ◎例文: ドアを開けたとたん、冷たい風が入ってきた。/刚打开门,冷风一下子吹了进来。② 【文型】 につれて: ◎解説: 名詞及び動詞の連体形について、そうなるのに従って、そうなるのとともに、という意を表す。 ◎例文: 経済の発展につれて、国民も豊かになってきた。/随着经济的发展,老百姓也富裕起来了。③ 【副詞】 ひとりでに: 他からの力なしに。自然に。(自动地;自然地)④ 【文型】 たところで: ◎解説: 動詞の連体形(過去形)に接続して、逆接条件を表す。前の事柄が無益なものに、また好ましくない状態になりそうだという予想のもとで、後に結びつける。 ◎例文: 今頃になって大急ぎで走ったところで、間に合わない。/到了这个时候即使赶忙奔跑,也来不及了。 豆知識 『竹たけ取とり物ものが語たり』は、平安時代初期に成立したとされ、仮名によって書かれた日本最古の物語文学である。『今こん昔じゃく物語』にも類似の話が出てくるように、各地に伝わっていた説話を一つの物語に纏めたものと言われている。光を放つ一筋の竹の中から生まれ、気高けだかく成長した姫が、貴公子たちやみかどの求婚を退け、天にのぼっていく姿が、ほかの平安時代の物語に比べ、わかりやすく、素朴な作品であると高く評判されている。 訳文 赫夜姬 从前,有一个伐竹的老爷爷。某天,他看到一根闪闪发光的竹子,切开竹子,吃惊地不禁瞪大双眼,原来在竹子里有个小女孩。“这一定是神仙赐予我的。”老爷爷给这个女孩起名赫夜姬。 赫夜姬被老爷爷和老奶奶抚养长大,成了一个漂亮的姑娘。几百个年轻人都来向他提亲,但是赫夜姬不愿见任何人。最终赫夜姬说:“谁能给我带来宝物,我就和谁结婚。”赫夜姬想要的宝物分别是: 天界佛祖的石钵、绝不会燃烧的火鼠裘、蓬莱的金枝银果树、海底龙王的玉、燕子的子安贝,尽是些闻所未闻、见所未见的宝贝。 石作皇子寻遍整个国家找佛祖的石钵,但找到的尽是陈旧的石桶。阿倍右大臣把猫皮装入漂亮的盒子交给赫夜姬,但刚点上火,皮马上燃烧起来。仓持皇子带来的树,虽然在金枝上结着银果,但却是让铁匠做的。大伴大纳言出海寻找龙,但是怎么找也找不到。他还为造船,花光了所有的钱。寻找子安贝的石上中纳言,爬上高高的梯子,找到了燕子的巢穴。他伸手在燕子巢穴里不停翻动,发现有一个硬的东西。他高兴地大喊:“有了,燕子的子安贝。”刚说完,梯子倒下来,中纳言摔在地上,腰都摔断了。手里紧紧握着的却是燕子的粪。 皇帝也想娶赫夜姬为皇后。老爷爷和老奶奶都说:“如果做了皇后,就能成为最幸福的人。”但是,赫夜姬也不愿见皇帝。 赫夜姬默默地把自己关在房间里。老爷爷非常担心地问道:“赫夜姬,你到底怎么了?”赫夜姬回答:“我是天界的仙女。不久会有天兵来接我,要把我带走。”老爷爷听后,把赫夜姬关进最里面的房间,紧紧关上门。皇帝也派了很多士兵把守。赫夜姬返回天界的夜晚终于来了。士兵们紧握弓箭,做好了准备等待着。当月亮发出亮光时,天空中出现了耀眼的云。随着闪耀的云朵渐渐落下,士兵们身体无法使出力气。而关着赫夜姬的房间门,也自动地打开了。赫夜姬被从云朵上下来的仙人穿上羽衣后,向高空飞升上去。房间里,她留下了一封信和药。信里写着:“这是不死药。吃了此药,不会老,也不会死。”老爷爷和老奶奶读了信,却不打算吃这个药。他们认为:“再也不能和赫夜姬见面了,即使长生不老,又有何用呢?”皇帝也没有吃这个药。赫夜姬的信和药,被送到了距离天界最近的山上点火燃烧,最后变成了灰。但是,烟至今仍然朝着天上升去。人们把那儿叫作“富士山”(日语中,“富士”与“不死”是同音词)。 《晨钟暮鼓:日语短篇诵读精粹.第一辑》是一本内容丰富、体裁多样的日语短篇诵读精粹。该书由长期在一线担任日语教学工作的教师精心编撰,并由同济大学教授、博士生导师吴侃教授以及上海外国语大学教授、博士生导师皮细庚教授亲自指导与审读。 《晨钟暮鼓:日语短篇诵读精粹.第一辑》中的文章不但富有启发性,而且生动活泼,充满趣味性。除了可以集中阅读外,也可以充分利用碎片时间阅读,以提高时间利用效率。该书适用面广,适合高校日语专业学生、日语二外学习者、日语爱好者、培训机构日语学员和日企工作者等阅读。